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  3. 義母が好きな理由ベスト5

良好な嫁姑関係と険悪な嫁姑関係を分けるもの

嫁姑関係では、とかく相手との価値観の相違が大きな溝になってしまうということがよくあります。
それはそれぞれが育った地域の風習や経済的環境、さらに世代間による男女の役割意識というものなど、複数の要因が関係してきます。

昭和の頃の家庭環境というと、嫁となる人は夫の「家」に入り、それまでの自分の過去の習慣を捨ててその家に従うという価値観がありました。

しかし現在では「家」という観念がなくなり、結婚するしないに関わらず女性が自分自身のアイデンティティを持って人生を送れるようになったこともあり、生き方を強制されるというプレッシャーは感じにくくなったのです。

その影響もあり、嫁姑で良好な関係を築くことができる例も増えてきており、嫁姑問題を理由に結婚を拒否するという意見も少数派になってきています。

その一方で、義母との関係がうまく行かずに夫の実家に極力帰りたくないという既婚女性も見られており、かなり意見が分断されているというのが現状です。

一般的にな傾向として、嫁姑の関係が良好であるときに聞かれる意見として「干渉をしてこない」「息子(夫)のことばかりを立てない」「金銭面でのトラブルがない」ということが挙げられます。

反対に嫁姑の関係が悪い家庭でよく聞かれるのが「子育てで古臭い常識を押し付けてくる」「自分本位でこちらの意見を聞かない」「実家に顔を出すと身内とばかり親しくする」といったような意見です。

義母との関係を良好にするために

実際に義母との関係が良好に保てている人にアンケートをしたところ、以下の5項目がその理由として挙げられました。

1.別居をしていて会う回数が少ない
2.細かいことを詮索してこない
3.夫婦喧嘩のときに一方的な物言いをしない
4.家事の方法についてあれこれ指図をしない
5.お金のことにうるさくない

やはりナンバーワンの理由となっているのがお互いとの距離感です。
同居生活をしているとどうしても毎日の家事が目につくことになりますので、姑の感覚と嫁の感覚の違いが仲違いにつながってしまうことがよくあります。

特に深刻になりがちなのが「清潔感」に関する感覚で、どの程度部屋をキレイにしておくかの感覚が二者で異なっていると、細かいストレスを溜めてしまうことになります。

そうした感覚の違いはある程度大人になってから修正するのは難しく、結局どちらかが我慢することになってしまうものです。

他にも子育ての方法やお金の使い方など、できればあまり他人に介入されたくない部分は家庭生活にはいくつも発生してきます。

ですので究極的には友人関係同様、あまりお互いの価値観に踏み込まない適度な距離を保つことが出来るかが、嫁姑関係を良くする最大の要因ということになるのでしょう。