ウェディングドレスにまつわるトラブル
結婚式を挙げるとなれば、真っ先に考えなければならないのが、両家の両親に対する挨拶です。
挙式の予定日から遡って半年以上前には済ませておきたいものですが、その準備を進めるにあたって姑から予期せぬ提案がありトラブルに発展してしまうこともあるようです。
ここでは、ウェディングドレスを巡って嫁が困ってしまった一例を体験談として取り上げます。
予算がなくても自分のドレスが着たい
私達夫婦は、決して収入が多いわけでもなく、共働きで結婚への準備を進めてきたという経緯があります。
このため、結婚式は絶対に挙げることを決めてはいたのですが、その予算は限られており、できる限り安く済ませようと考えています。
また、自分の両親をはじめとして、できれば援助などは受けずに「二人で立派に成し遂げる姿」を見せられればという希望もありました。
しかし、困ったのは旦那となる彼のお母さん。
私達の経済状況を知ってか知らずか、自分が結婚する際に挙げた式で着用したウェディングドレスを譲るという話を持ちかけてきたのです。
そのドレスは、時代も時代で今とは違うデザインをしていましたので、周りからも「古くさい」と指摘されてしまうかもしれないな、と思いました。
もちろん、予算を考えての申し出であれば嬉しい配慮だと思いますし、逆に自身のエゴだったとしても、私を嫁として向かい入れる歓迎の意を伝えるためかもしれません。
とはいえ、一生に一度、生涯その時の思い出が残ることを考えれば、自分自身で選んだ、好きなドレスを着たいという気持ちが強く、困ってしまいました。
予算の中でうまくやりくりするために私が結局取ったのは「レンタルサービスを利用する」ということ。
これであれば、自分が着たいものを選んだ上に格安で費用を済ませることもできるため、他の予算を削ることなく実現が可能でした。
結果的に、流行りのデザインで満足のいくドレスを着ることができましたので私は非常に満足がいきました。
もちろん、姑にも配慮して披露宴の場面でスピーチをする際に着用させて頂き感謝の意を伝えさせて頂きました。
このことについて理解を示してくださり、お互いに円満で思い出深い挙式にすることができたので良かったです。
姑の意見も組んでいくことが大切
結婚式でのトラブルは意外に多く、とりあげたようなウェディングドレスだけでなく、スピーチや食事、段取りや席の場所まで、口を出してくるようなこともあるようです。
姑にとっても息子の大切な結婚式ですから、その思い入れは確かに強くなるもの。
特に、一人っ子の場合や初めての場合には、「姑にとっての理想」を実現したくなる気持ちもあるでしょう。
嫁からすれば、はた迷惑な話に感じるかもしれません。
提案を鵜呑みにし続けることはとてもできませんので、思わず声を荒げたくなってしまうでしょう。
とはいえ、結婚式から長い間お付き合いすることにもなりますし、育児などさまざまな場面で迷惑をかけたり、お世話になったりすることもあるはずです。
スタートの時点から、険悪な雰囲気になることは避けておくことが賢明でしょう。
結婚式にまつわる嫁姑トラブルを、円満に解決するためには「姑の主張や希望を受け入れつつ、自分の理想の結婚式を実現できるようにコミュニケーションをとる」ことです。
式の主役は夫婦なのは間違いありませんが、その場にいるすべての人が幸せを共有できるようにしたいもの。
姑とも円滑な関係を目指していきましょう。