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  3. 姑だけではない親戚からのハラスメント回避のコツ

悪意のない親戚からの一言がつらい

結婚をしてみて初めてわかることの一つに「親類との相性」があります。
運命を感じるほど自分にぴったりの夫と出会うことができたからといって、義両親や親類までもが運命的な人であるというわけではありません。

普段は夫婦と子供だけの生活をしていても、お盆や正月など親類が集まる時期には顔を出すことになります

そうしたときに親類や義両親からかけられる言葉や態度が非常に大きなストレスになってしまい、二度と行きたくないと思ってしまうことも今時では全く珍しくありません。

たまに会う親類たちから受けがちなハラスメント行為として「子供はまだなの?」「次は男の子・女の子ね」といった出産に関する言葉があります。

妊娠や出産は夫婦にとって人生を大きく左右する出来事ですので、昔のように数が多いほど幸せな家庭というモデルは通じなくなっています。

また、不妊など本当は欲しいのだけど思うように妊娠ができないという体質的な悩みがある人にとって、非常につらい一言となってしまうでしょう。

年配世代の人ほどそうした夫婦のプライベートな話題に悪気なく踏み込んでくるものですので、上手にかわすテクニックがないとわずかな時間の滞在でも大きなストレスになってしまいます。

そうした一言は悪意がない分注意がしづらく、やめて欲しいということが伝えづらいという問題があります。

しかも、そうしたプライバシーに首を突っ込みたがる人というのは、独身者には「彼氏・彼女は?」と聞き、新婚には「子供は?」と聞き、子供がいる夫婦には「2人め~3人めは?」といったことを言ってくるものです。

ムキにならず、さらっと「ご縁がなくて」くらいに言って流すのが一番の対処方法と言えます。

いじられキャラになってはいけない

親類からのハラスメントで、もう一つ多いのが悪意のない「いじり」です。
「いじり」というのは、やっている側にとってはその人を中心にして構ってあげているというふうに思えるものですが、される側にとってはほとんどいじめと変わらないことがよくあります。

お笑い芸人など悪い意味で有名人に似ていると言われたり、「ブスだから」「ドジだから」といったような意味のことをいちいち言われるような場合です。

そうした「いじり」はヘラヘラと笑ってかわしていると、「このくらいは言ってもいいんだな」という誤解を与えてしまいエスカレートすることもあります。

大切なのは「いじられキャラ」にならないようにするということで、自分が話の中心になりそうになったらさっと席を外したり、話題を変えて言い出した人を褒めて持ち上げるようにするといったことが対策になります。

人をいじる人というのは「面白いことを言って場を盛り上げる自分」というポジションを好む傾向があるので、自尊心を上手に持ち上げてあげれば自分が標的になることはありません。