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  3. 同居の話が出る切っ掛けやタイミングとは?

結婚後に突然同居を持ちかけられるケース

ここ最近の結婚生活においては、新婚当初から夫の家に同居をすることになる例は決して多くありません。

仕事や進学の都合で地方から都心部に出てきた人などは、その場所での生活を継続するため、実家とは遠方に新たな家庭を構えるということも全く珍しくないでしょう。

しかしそうして完全に分かれて生活をしてきた家族であっても、結婚生活の途中で突然に同居を持ちかけられるということもあります。

具体的には「子供ができた」「住宅を新築することになった」「祖父母が病気などにより介護が必要になった時」などです。

特に結婚をして数年間は夫婦の生活をしていても、子供が大きくなって保育園や小学校に通うようになってくると、どうしても子育てのための人手が欲しくなってきます。

また子供が生まれて間もない時期というのは戸建てマイホームの購入を考えるタイミングでもあるため、今後のことを考えて同居を視野に入れた話し合いが持たれることもあります。

それまでは比較的良好な関係を築くことができていたという夫婦であっても、いざ同居となると全く勝手が異なるものです。

同居のために住宅をリフォームしたり大きな引越しをしたりしたものの、結局反りが合わずに再び別居になってしまうというようなことも珍しくなく、まずは話し合いの時点で同居後の生活についてしっかりプランを決めておくことが大切になってきます。

同居をすることによるメリットとデメリット

まず同居をすることによる最大のメリットは、家庭内の人手が増えるということです。
家事をする人が増えるということは、それだけ助け合いやすくなるということなので、夫婦二人だけのときよりも担当する家事の負担を減らすことができます。

子供がいる場合などは仕事や買い物などの外出時に気軽に世話をお願いできる人がいるというのは力強く、お互いに自分の時間を作りやすくできるというメリットがあります。

その一方でデメリットとなるのが人間関係です。
掃除の仕方や料理の味付けなど、細かい部分で家事のやり方が衝突するという事はどこでもある話で、その人間関係のこじれが家庭内の雰囲気をギスギスさせてしまう原因にもなってしまいます。

特に介護をするために同居をするとなると、自宅内の誰がどういった形で介護を担当するかによって、夫婦間や子供との間に溝ができてしまいがちです。

まして高齢の祖父母に認知症の症状が出ている時などは、それがもとで家庭崩壊が起こってしまうこともよくあります。

同居を持ちかけられた場合には安易にそのときの状況だけで判断せず、金銭関係やライフスタイルを考え、それぞれができるだけストレスなく生活できる方法を決めていくことが大切です。